こんにちは!デザイナーのおまめ(omame_creator)です。
普段からいろんなプロダクトを触ることを心掛けているんですけど、この体験素敵だなーと思うこと、結構多いんですよね。
そんな時ふと、他のメンバーはどんなUIを良いと思って使ってるんだろうと疑問に思ったので、素敵なデジタルプロダクトの体験共有会を開いてみました!たくさん出てきたのですが、その中でも厳選して6つ、記事にして紹介します。
Paypayの電卓機能
おまめ : まず私から発表します!もうみんなご存じかもしれませんが、Paypayの電卓機能です。割り勘するときの革命が起きました。ありそうで今までなかった機能ですよね。
他のサービスで人数を入れたらその人数で金額が割られるというものはありましたが、飲み会だとお酒をすごく飲む人と全く飲まない人がいたりで飲む人が多めに出したりすると、結局iphoneの電卓で計算して割り勘してたりしたんですよね。直接計算した結果をお金として送れるのはすごく汎用性高くて、ユーザーに寄り添った便利な機能だなぁと思いました。
▲7000円を暗算しなくても、5000 + 2000と直接入力して=を押すと勝手に計算された数値が入力される。すごい
おまめ : Paypayといえば、メッセージに数字を入力するとそのまま送るボタンから送金できるのもすごい便利ですよね。何度か他のサービスで間違って5000などと意味不明なメッセージ送っちゃったことがあるので、これも発見した時は感動しました・・・!
▲メッセージに数値を入力すると、送るボタンが出てくる
旅行系サービスの柔軟な検索
おまめ : スカイスキャナーとAirbnbの柔軟に検索できる機能は、ユーザーの行動すらも変える力を持ってるなと思っています。旅人のニーズをめちゃくちゃ叶えてくれてて、発見した時すごいテンション上がったのを覚えています。
旅行って◯◯に行きたいから旅程を組むという、行き先ありきで考える人が大半だと思うんですけど、中にはなんとなくどっか行きたい!◯月くらいに、予算内で!というざっくりしたニーズを持った人もいるんですよね。(私は圧倒的に後者のタイプです)
そんな後者のニーズを拾ってくれるのが柔軟に検索できる機能なんです。
例えば航空券だとスカイスキャナーの「発見」機能。どこから飛び立つのかのみ入力すると、最安値順に候補を表示してくれます。国によっては雨季や乾季などの影響で月によって安かったり高かったりするんですが、それも日程を絞ることで最適化してくれます。
この機能のおかげで、固定概念に縛られることなく、自由に旅行先を選ぶことができるようになりました。全然知らん国やけど安いから行こう!とか、北海道行こうと思ってたけどタイの方が安いからタイにしようなど、国内外関係なく旅行先を選ぶことができます。
▲「発見」で東京発の安い順の旅行先が見つかります。
おまめ : また、ホテルだとAirbnbの柔軟な検索機能が素敵だなぁと思っています。場所もヨーロッパなど、ひとかたまりにして検索できるし、日付も滞在期間と月を選択すると最適化された情報が出てきます。ヨーロッパで一番コスパ良いホテルに泊まるために旅行に行くなんていうユーザーの旅行体験も生み出せてしまいそうです。
▲行き先も日程も柔軟に選択できる
ローカライズされたサービス
ジェホ : 私からはまず1つ目に、Google検索のしっかりローカライズされたUIを紹介します。例えば、Google検索でアラブ文字の「محرّك بحث」と打つと、検索結果が全て右揃えになっています。これはアラブの文字を右から左に読むという文化をしっかりローカライズしている例です。ヘッダー部分に関しても全て反転させていて細かい部分までしっかり設計されていることがわかると思います。
▲アラブ文字をGoogle検索した時の検索結果画面
飛行機の座席予約UI
ジェホ : また、韓国の航空会社の飛行機座席予約のUIもすごく良い体験だと思いました。
今まで飛行機を予約する際は、縦方向に席が並んでいるUIが多く、PCから全体を把握することは難しかったんです。
▲既存のよくある飛行機座席予約UI
そんな中、韓国の企業が横方向で直感的に後ろ座席のイメージもつきやすいUIに変えたという事例があります。どこに非常口があって、どこにトイレがあって、どこが予約できない席なのかが一目瞭然でわかりやすいんです。
おまめ : 全体の形自体が長方形とかじゃなく、飛行機の形になっている部分もすごくわかりやすいですね。前なのか後ろなのか形だけでわかりますね。
デバイス最適化
ジェホ : 最後に、ローカライズの話と通ずるところがありますが、デバイスごとに最適化されているUIの例を紹介します。AirbnbのPCブラウザからのビューと、SPのアプリから見たビューは結構違い、SPではちゃんとモバイルフレンドリーになっています。全体の情報量が全然違うのと、検索も仕組みは一緒なんだけど見せ方が全然違うんです。
▲PCビュー
▲SPビュー
おまめ : たしかに。ただサイズをレスポンシブにするんじゃなくて、デバイスによって全く表現方法が違う。情報量が最適化されてますね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからもいろんなデジタルプロダクトを使って良いものたくさん発見したいし、みんなに素敵と思われる体験設計ができるようにデザイナーとしても頑張りたいと思いました!